2012年5月1日火曜日

K2 スプリットボード PANORAMIC

スプリットボード、スノーボードの形をしているけど

歩く時は分割できてスキーみたいにできる道具

いつもお世話になっているスノーボードショップPOSTで

K2のスプリットボード PANORAMICを借りれる機会があったので早速借りてみた

初めてのスプリットボードだ



セッティングは…

と、書きたいところだけどもともとこのボードは

ハッシーさんが乗っていたスプリットボード

コンベックスあててスタンス幅、スタンス角度を見てみたら

偶然にもドンピシャ

大変そうな作業がなくて一安心

新品にはバインディング取り付けるアダプターを

正確に取り付けできるようにガイドがついているようだ



バインディングを取り付けてみる

ネジが共回りしてしまいがちなので

隣の穴にドライバーいれて長方形のナットをとめて締め込む

センタリング位置は1センチおきくらいにボルト穴があいている

とりあえずついていた場所で取り付け




アダプターから普通のバインディングを取り付けると

1センチくらいはこのように上部に取付になる

なるほどね これが気になる人はR&Dバインディングとか使うわけだ

そういうことか!

この状態がどう滑りに影響するのかも試したくなった




上下にあるストッパーを外して上下にスライドすると割れる

ウォークモードにするために板を左右反転





バインディングの取り付けはピン1本





スノーシューにもついている上り坂を登るときに使うヒールリフターをあげてみる

実は自分の持ってるスノーシューはバックカントリースノーボードを

始めるときに買った廉価版のMSRデナリなのでヒールリフターがついていない

よくヒールリフターついていると楽だよなんて話を聞くが

そうそうスノーシューを買い換えられる余裕もないので

なければない、使ったことなければその楽さを感じることもないし

特に問題なくヒールリフターなしのスノーシューで登っていたが

この威力を現場で痛感することになるとは…





板の形状としてはフラットロッカー

ノーズが徐々に上がっているシェイプなのがわかる


さて、クライムオン!!

まずは現場で試さないとね

シールの張り方は前もって学習したりいままで一緒に

登ったことのあるスプリットボードを使っている方、スキーヤーの方が

やっているような行動を見よう見まねでやってみた

初めて使うのが春で天気もいいのでデビューにはもってこい

これが厳冬期のパウダーの日だと大変だろうなー

特に感じたのはシールを保護する透明なビニールを

剥がした時に強風で飛ばされないようにしないととか、

シールとソールの間に挟まる雪とか気にしないといけないかもしれない

ちなみに初スプリットボードで浮かれてたのか

いつも使っているポールを家に忘れてきた

ゲレンデアクセスのバックカントリーだったので

スキー用のポール(ストック?!)をレンタルした



とりあえずなにも考えずにちょっとした登りからスタート

自分の中にあるスプリットボードの歩き方の知識は

「すり足」、「あまり足をあげない」ということだけ

とりあえずはすり足を意識して登る

何歩かあるくと「ん?これ重心はどこに置けばいいんだ?」という疑問

これだけこれだけ長いと視線がノーズに向いて

前荷重したくなるけどそれだとゆるい斜面でも

シールも効かず後退していく

しっかり足の真下で踏んであげることに気がつく

これはスノーシューでも同じだね

PANORAMICは硬い板ではないのでしっかりしなってくれることも目に見てわかる

けっこうなきつい斜面の直登でも体重のかけ方次第で

シールが雪面に噛んでくれてグイグイ登っていく

なるほど

かかとを上げるとボードの重みで足が前にでるから

膝を上ではなく前にスライドして上げる感じでいいのかな

いろいろ試して楽に確実に登れる足の使い方を練習

板が長いから沈みにくくスノーシューだと近づきたくないツリーホールの

近くでもそんなに怖くない


スノーシューで急な斜面を登る時、勢いをつけて

つま先を雪面に刺してから登っていくということができるけど

スプリットボードはそれができないのでジグザグに登るということになるのかな?

ただスピードは速いので距離は増えても遅れはしないと思う

この時でもスキーの方向転換などのテクニックが使えると思った

ひとつだけ気になったのは練習次第だとは思うが片斜面のトラバースは怖かった

スキーをちょっとでもかじっていればこういう時の対処も

わかるかもしれない

それと、ヒールリフターすごい

反則だわ…

楽さが全然違う

みんなこんな楽なヒールリフター使ってたのか!!!





実はこの日、歩くのは少しだけ練習して滑りの練習をメインにしようと思っていた

気がつくと山頂にいた

それだけ楽に早く登れたということかな






山頂からライドン

ウォークモードからボードモード(?)に合体

一番どうしようって思っていたのが剥がしたシールを

どうやってビニールの保護シートに貼り付けようかということだったけど

剥がしながらビニールにつけていけばいいんだ

ステッカーを貼る時と逆の手順

思えば貼るときもそうすればよかった

実は貼るとき一気にビニールを剥がしてしまいシール同士がくっついてしまったのだった

乗り味は…

いたって普通

というかすごく乗りやすい

よくメロウな乗り味っていうけどまさにそれ

Burtonで例えるとMaloloみたいな感じで高級車のようなスムースな乗り味

スプリットボードということを全然意識せずにターンができる

エッジが普通のボードよりも多くついているので硬そうだし、

トーションも感じれなさそうだなと思っていたが全然そんなことはなく

春雪の気持ちいスプレーを自在に上げることもできる

ロッカー形状でターンの導入はスムーズに入っていくし

タイトなツリーでのショートターン、トラバースも問題なし

乗ったのは164だったけど全然長さも感じずに乗ることができる

通常よりも高い位置についているビンディングもそれを特に感じることなく乗ることができた

むしろ高い位置から踏めるのでそこまで踏まずにも

しっかりとボードをたわますことができている気がする

普段パークなどで遊んでいる自分としてはやはり気になるのは

フリースタイル的な動きのジャンプなどだ

ギャップでジャンプしてもいたって普通

確かに若干の重さは感じるが本当に普通のボードとして扱うことができる

自分の板ならバックカントリーエリアにあるログなんかも擦ってみたい




バックカントリーエリアからゲレンデに戻ってきて春雪のバーンを

滑ってみたが普通のボードとして乗ることができる

重さだってそこまで感じない

足元の重さよりもスノーシューの時に感じていた背中の重みを

一気に軽減できるのもスプリットボードでのバックカントリースノーボードのメリットを感じた

まずは春雪でのスプリットボード初体験だったが

スプリットボード、結論として僕の中では

「アリ」です

スノーシュー+フリースタイルボード、スノーシュー+パウダーボードなど

バックカントリーに求めるものは人それぞれ違うと思うけど

もっといろんなシチュエーションで乗ってみたくなったK2 PANORAMICでした


あくまでもバックカントリースノーボード初心者の自分のインプレなので

偶然見つけたこちらの方のブログもどうぞ

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